いつも我慢して怒りをためる私がもらった最高のアドバイス

あなたは思ったことを口に出して言えるタイプですか?

私は小さい頃からの癖で、怒りを感じた時には、我慢して口に出せず、心の奥にためてしまうタイプでした。

怒りを溜めると、余計に怒りが大きくなり、相手のことがどんどん嫌いになるという悪循環にはまり、何年も怒りを心にためながら過ごしていました。

プライベートで腹立つことがあれば、付き合う必要はないですが、仕事で腹立つことがあるとしんどいですよね。

以前にも書きまたが、私はヴィパッサナという瞑想をしていて、2年間住み込みのボランティアをしていました。瞑想に来ている人と一緒に時間を過ごすので、普通の会社にいるよりは腹立つことも少ないですが、住み込みでずっと同じ人と朝から晩まで一緒にいるので、合わない人がいると大変でした。

ある時、その朝から晩まで一緒に働いている別のボランティアの人に、傷つく一言を言われました。

傷つき、怒りを覚えた私は、いつものようにそのことは本人には言えず、傷ついた心を隠して、怒りを押し込めて働いていました。

瞑想センターには瞑想を長くされている先生がいて、時々インタビューがあるのですが、その傷つく一言を言われた直ぐあとにインタビューをしてもらうことになりました。

そして、その別のボランティアの人とうまくいっている?と急に質問されました。

まさか、そんな質問がタイミングよく来ると思ってなくて、思わず涙がこみ上げてきて、実はこんなことがあって、、、と自分の心のうちを話し始めました。

すると、先生は「じゃ、それを相手に伝えましょう」とアドバイスをくれました

私にとっては、すごく嫌やアドバイスでした。

自分の心の内を相手に伝えるということは、自分が弱い人間だと相手に伝えるような気がしたし、負けを認めているようで嫌でした。それに今まで怒りは心に溜めてきて、相手に伝えることをしてこなかったので、慣れていないし、上手くいくのかも分かりませんでした。

でも、先生は「これは宿題です。後でうまくいったかどうか報告してね」と言いました。

あまりやりたくなかった私は言い訳をたくさん並べて、今は無理だから、、、と言いましたが、先生は、今この後すぐ、その人を呼び出して話しなさいと言われ、しぶしぶ私はその後すぐその人にわざわざ電話をして呼び出し、来てもらって、自分の心の内をぶちまけました。

自分が傷つき怒っているということを言うのは勇気がいりましたが、なんとか言い終えると、その人は「そんなことを言った覚えもないし、傷つけていたなんて全然知らなった。ごめんね」と謝ってくれ、これからも何かあったら教えてね、と言って、そこから2時間くらいずっと色んなことを話して、前よりもいい関係を保てるようになりました。

この先生からのアドバイスは、その後、何か嫌な事があり、傷ついたり怒ったりしたときに、相手と話し合えば分かり合えるという経験を私に与えてくれました。

おそらくこの成功体験がなければ、嫌な事があった時に、心の奥に押し込め我慢し、怒りを溜めて解放できず、ずっと相手を憎んでいきるという日々を送っていたと思います。

人って自分が思っているようには、考えてなくて、話してみないと分からないことたくさんあるんですよね。

相手のためにも、自分のためにも、思ったことは話し合ってみるということは本当に大切だと思います。

あなたが我慢してしまうタイプなら、私がもらった、この「自分の気持ちを溜めずに相手に伝える」というアドバイスを、ご自分にも使ってみてはどうでしょう?

人生が違う方向に進むかもしれません。

「いつも我慢して怒りをためる私がもらった最高のアドバイス」へのコメント

コメントはありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です