同じ出来事を体験しているのに、人によってとらえ方が違うと思ったことはありませんか?
ある人を好きな人もいれば、そうでない人もいる。どうしてでしょうか?
外側の世界である現実は、私たちの内側の投影です。
ある出来事を体験したときに、自分の中にあるフィルターを通して、その出来事を判断し、評価します。人を評価する時も同じです。
私たちは色付きの眼鏡をかけて生きていると言われるのはそのためです。
Aさんは、赤い色のついた眼鏡で世界を見て、Bさんは青い色、Cさんは黄色…という風に、みなそれぞれの色付き眼鏡をかけています。
同じものを見ているのに、それに対して持つ感想は様々になってしまうのはこのためなのですね。
例えば、幼い頃にずっと親に怒られてきた子どもは、大人になって会社に入り、上司に何か言われたときに、「怒られた、批判された」と怒りを感じます。
幼い頃に褒められて育った子どもは、上司の同じ言葉を「自分のために言ってくれているんだ」と感謝で受け止めることができます。
現実というのは本当は存在しません。
今、生き辛い、苦しいと感じているのは、本当に苦しい状況の現実があるのではなく、自分がかけている色付きの眼鏡のせいなんです。自分で自分を苦しめているだけなんですね。
だから自分の外側の現実を変えていくには、色付きの眼鏡を外すこと、つまり物の見方を変えていくことが大切です。
私は、小さい頃怒られて育ったので、先ほどの例のように、上司に少し何か言われると、「怒られた」と感じて、今までの上司とは全て健全な関係を持てませんでした。
親や兄弟にいつも怒られていたので、大人になってからも「この人私のこと嫌いなのかな」と思う傾向がありました。
このように育ち、眼鏡の色がくすみ、ネガティブに物を捉える色に染まってしまうと、現実が辛く孤独になってしまいます。
でも、そのことに気付き、あ、現実ではないんだ、眼鏡のせいなんだと気づき、眼鏡を取ることが大切です。
相手を変えよう、環境を変えようとしても、現実は変わってくれません。誰に会おうと、どこに行こうと、同じ眼鏡をかけている限り、いつも同じ現実を引き寄せていきます。
まずは、眼鏡を取り、物の見方を変える。
そうすると心の在り方が変わり、現実が変わり始めます。
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