あなたの周りの悪口を言う人

あなたはそれを聞くたびに不快に思って、どうにか避けたいと思っているかもしれません。

そんな人のために、悪口を聞いても不快にならない方法をお伝えします。

悪口を言っている人を、悪い人だと思わずに、自分を必死で守っている人だと思うこと

ちょっと分かりにくいかもしれませんので、順を追って説明しますね。

まず、悪口を聞いて不快に思うのは、悪口を言っている人に対して、「あーこの人、人の事を悪くいって、なんて嫌な人なんだろう、悪口なんて聞きたくない」と思い、その人と話すのも嫌になり不快な思いをしてしまうからです。

ここで少し視点を変えてみましょう。

実はこの悪口を言っている人、悪口を言ってるなんて気付いてなかったりします。

実は必死で自分を守ろうとしている弱い人なんです。

「あの人、本当に気が利かない人よね~」と悪口を言っているなら、自分は気が利かないところがあって、それを弱点と思っているのかもしれません。

自分は気が利かないと思っていて、そこに気の利かない人が現れると、自分の欠点を隠すために、相手の欠点を指摘します。

この悪口を言う人を、誰も責めていないのに、勝手に自分で自分の事を「気が利かない」と裁いていてるんです。そんな弱い自分を必死に守るために、悪口を言って相手を攻撃している。つまり、悪口はただの防御反応。

だからこの人は、嫌な人なのではなく、本当は弱くて、自分を守るために必死なんです。

この視点で、悪口を言っている人を見ると、不快な気持ちが収まりませんか?

私も、以前、ものすごい不機嫌な人と働かなければない時がありました。私はその人に仕事を教えなければならなかったのですが、何を言っても、怒った口調で反発してくる。なんでこんな不機嫌なんだろうと、嫌でたまりませんでした。

それをメンターに話したところ、「よく考えてみて、あなたは、その人といる間だけ、不快な気持ちになるだけだけど、その人はずーっと不機嫌な自分と付き合っていくのよ。しんどいと思うよ。その人の気持ちになってあげて」。と言われました。

そんな視点があったのかと思い、目からうろこが落ち、人を見る視点が変わり始めました。

人はいろんなものを抱えて生きています。

悪口を言っているのを聞いたら、「あーこの人は弱い人なんだな、きっと自分の嫌いなところがあって、それを隠すために、自分を守ってるんだな」と思ってみて下さい。 この人の味方になってあげようかなっと思ったら、もう怖いものもありませんね。