人間関係の悩みを解消するには、コントロールドラマを知る

「全ての悩みは人間関係にある」と言われるほど、人間関係は私たちをいつも悩ませますね。

人間関係の悩みの原因に、コントロールドラマというものがあります。

このコントロールドラマを知ると、人間関係の悩みから抜け出すのが簡単になります。

今日はこのコントロールドラマについてお話しますね。

これはアメリカのジェームズ・レッドフィールドの描いた「聖なる予言」という本の中に出てきます。

人は自分を守るために、4つのパターンで人に接します。

コントロールドラマ・ 4つのタイプ

脅迫者… 相手を言葉や暴力によって脅し、相手のエネルギーを奪い優位に立とうとするタイプ

尋問者… 相手の欠点や誤りを見つけて批判したり、質問攻めしたりして、相手のエネルギーを奪い、自分に注意を向けようとするタイプ

傍観者… 無関心な態度を取って、相手に自分に気付いてもらうように仕向け、相手の関心を引こうとして、相手のエネルギーを奪うタイプ

犠牲者… あなたのせいで私はこんなに不幸なんだと相手を責めて、罪悪感を抱かせて、相手のエネルギーを奪うタイプ

あなたはどのタイプですか?そしてあなたの両親はどのタイプですか?

この人といると何か疲れるな、、、っていう人、それはあなたが、その人といると、エネルギーを奪われているからです。コントロールドラマに巻き込まれていると言えます。

誰かと接するときに、無意識のうちに、自分が一番心地よい方法で、自分が優位に立ち、自分を守り、傷つかないように、特定のパターンで人に接します。

それは、子どもの時に親との関係で培われたパターンです。

例えば、私の場合、父親は尋問者でした。いつも細かいことを取り上げては注意され、批判されていました。私が何か言うと責められるので、その尋問者の父からから身を守るために、私は何も言わないことを決め、父からの批判から逃れようとしました。私は傍観者になりました。

親が脅迫者だと、子どもは犠牲者になります。傍観者になって黙っていても、怒られるだけなので、「私は悪い子なんです」と犠牲者になることで、親に罪悪感を抱かせることで、なんとか生き延びようとします。

親が傍観者だと、あなたに無関心でかまってくれないので、なんとか親の気を引こうとして、親にたくさん話しかけて質問をし、あなたは尋問者になっていきます。

このように親との関係で、自分のコントロールドラマのタイプが出来上がります。

このコントロールドラマが大きければ、相手のエネルギーを奪う力も大きく、一緒に居るとすごく疲れてしまいます。

このコントロールドラマが分かれば、エネルギーを奪い合う仕組みが分かり、奪い合うことをやめることが出来ます。

まずは自分と親との関係を見つめ、自分のコントロールドラマがどれにあたるかを知りましょう。

観察し、気付くことから解放は始まります。

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